債権の保全-申立直後

トップページ  >>  取引先が民事再生したら  >>  債権の保全-申立直後

■ ステップ1 売掛金額の把握
 
 売掛先が民事再生手続を申し立てたという連絡が入った時、まず行うべきは、自社の売掛の残高の確認です。
月次決算を行っている会社であれば、先月末時点での売掛金を把握しているでしょう。20日締めで請求書を出している会社であれば、前月20日時点での売掛金を把握しているでしょう。

あとは、その締め日から申立日現在までの売上高を集計し、売掛金の合計を出しましょう。

■ ステップ2 担保・保証金の確認

 その売掛先から保証金を預かっていないか、御社が担保をとっていないか、確認しましょう。これは、売掛金が入ってこなくても、他の手段で回収することができるかも知れないからです。

■ ステップ3 買掛金(債務)の有無

 もし、その取引先から仕入も行っているなどして、買掛金などの債務があれば、それは相殺対象にできる可能性が高いです。

 売掛金の残高だけでなく、その取引先に対する反対の買掛金や未払金、仮受金などの債務を集計しておきましょう。

 

■債権の回収

 自らが納めた商品があるのであれば、会社に赴き、商品の回収を交渉しましょう。

 

■ 保全命令の内容把握

 会社に連絡をとり、保全命令の内容、特に少額債権の金額を聞いておきましょう。

 家賃や水道光熱費に当たるものであれば、支払ってもらうことも可能でしょう。御社の売掛の合計額が少額債権の範囲であれば、その場合も支払ってもらうことが可能な場合もあります。

 

■ 債権者説明会への出席

 通常、民事再生手続を申し立てた会社は、「債権者説明会」というものを行います。これは法律で定められているものではありません。約6ヶ月後に法律によって実施される「債権者集会」とは全く別物です。

 ここでは、とりあえず当面の説明があるので、できる限り出席しましょう。

  • 最終更新:2008年7月31日 19:30
  • Yahoo!ブックマークに登録 Google Bookmarksに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 livedoorクリップに登録 Buzzurl(バザール)に登録
  • 編集

ページ先頭

泉範行 公認会計士事務所
会社・法人の民事再生相談