成功の第1条件
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民事再生が成功する一番大切な条件。
それは、金額の絶対額はともかく
営業利益が確保できる事業がある
ということです。
複数の事業を行っている会社であれば、最低1つの事業が営業黒字である必要があります。
民事再生法が施行された平成14年には、バブル時代の過大投資で苦しんでいる企業がたくさんありました。そうした企業の多くは、不動産や有価証券に多額の投資をしていました。同時に、多額の借入をしていました。
本業が順調であるならば、そうした不要な資産を売却し、残りの債務をカットしてやれば、本業の黒字でいくらかは返していける、そういうスキームがほとんどでした。
しかし、昨今の経済状況では、過大投資よりも本業の不振で資金繰りのメドがたたなくなって、民事再生を申し立てるという事案が増えています。
これは苦しい。
借金をカットしてもらっても、本業がダメであれば、いずれ2次破綻します。
では、そういう会社は全くダメかというとそうでもありません。
例えば、他の経営者やスポンサーが、その事業を買収して、他の事業と組み合わせれば、黒字になる場合などが考えられます。
申立をきっかけに大胆な事業のリストラクチャリングを行えば、収益力が回復する場合もあります。
しかし、いずれにせよ、その改革やスキームによって、営業黒字が確保できることが、最も重要なのです。
その営業黒字が将来の弁済原資であり、稼いだ金のうち運転資金を除いた余剰の分が、民事再生手続でカットされた残りの弁済原資となるのです。
これがマイナスであったら、カットされても、残りの債務を支払うことができなくなってしまうのです。
民事再生手続は「事業を継続させる」ことを最優先に考えられた法律です。
必ずしも、自社で継続される必要はなく、事業譲渡などを行って他者で継続しても構いません。
(その場合は、自社は事業譲渡後に清算することになるでしょう。)
事業継続すること = 少なくとも運転資金+いくらかの余剰がでる
これが大前提なのです。
- 最終更新:2008年7月13日 20:26
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